振り返り

ヒラシャンNsの日常

皆さんこんにちはヒラシャンNsです。

急性期の病院で働く中で避けて通れない、求められる能力が蘇生行為、つまり急変対応です。急変する前に気づいて介入することが大切なのですが、やはり医療にも限界があるのが現実だと思います。

そしてその急変の現場というのはかなり緊迫しています。命を救おうとしているのですからそれは当然です。しかし緊迫しているからといってみんな舞い上がっていてはダメです。中にはテンパって動けないという人もいます。私も一番最初は本当に何もできなかったことを今でも鮮明に覚えています。でもいつまでも動けないままではいけません。なのでやはり教育が大切になってきます。もちろんシミュレーションなども行うのですが、それだけでは不十分な部分もあるかと思います。シミュレーションを行うことで心停止アルゴリズムなどについては理解が深まるとは思いますが…

その時に一番教育効果が高いとされているのが「振り返り」です。

今日はその「振り返り」について投稿しようと思います。

振り返りとは?

「振り返り」とは何か

私が所属する組織では急変などがあった際に行うようにしています。

その時勤務のメンバーで20分くらいでやっています。

なぜするのか・・・それは急変時の振り返りが一番成長できると思っているからです。振り返りと聞くと”できなかったこと”を言わないといけないと感じる方が多いようですが、決してそんなことはありません。”いいこと”もどんどん意見を出して、それを周りと共有する。”いいこと”は継続しつつ、改善点をみんなで考えて、次に活かす。これが最も効果があると私は思っています。

なので振り返りの際は「良かったこと」「できなかったこと」「もっとこうすれば良かったこと」そして最後に「アクションプラン」の項目にそって進めていきます。

項目ごとに聞くのではなく、感じたことをそれぞれ言ってもらいそれを分けていくというのが正確な言い方かもしれません。

しかし「良かったこと」がなかなか出てこないためそこはどう考えるか聞くことはありますが・・・

良かったこと

「良かったこと」を出てこないということは良かったと気づけていないこともあるかと思います。そんな時に周りから良かったと言われるだけで当事者も嬉しいでしょうし、これで良かったんだと次の励みにも繋がるかと思います。なので是非「良かったこと」をどんどん意見を出し合えるようになれたらそのチームはとても素晴らしいチームだと思います。

できなかったこと

「できなかったこと」を話し合う上での注意点としては、できなかったことで個人を責めたりする場ではないということは肝に銘じておく必要があるかと思います。あくまでもっと”こうしたかった””こうすれば良かったんじゃないか”と次に繋がるようなことを言う場です。なので「もっとこうすれば良かったこと」と合わせて考えてもらってもいいかと思います。振り返りになれていないチームでは、始める前にもう一度この場はそういった個人を責める場ではなく、次に活かすための学びの場であるという目的をチーム員へ再度伝えた上で始めるのもいいかもしれません。

最後に

そしてそれをしっかり記録(文章)として残すことで、後からさらに振り返ることもできますし、振り返りに参加できなかったメンバーと共有することも可能なのでおすすめです。

実際にどんなことを振り返ればいいのかこの記事では中々伝わらないことも多いかと思いますが、今回は簡単に「振り返り」とは何か?について私なりに思っていることを書き綴りました。これからもまたいい「振り返り」ができた時には共有していけたらと思っています。またこの記事を読んでいる皆様からも色々な意見を頂けますと、私自身も勉強になりますのでご連絡いただけたらと思います。

 

ヒラシャンNs

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました